子供を持つ親御様の結婚観

  • 2016年05月27日

【最新結婚事情】

 

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ:6181、
本社:東京都品川区、代表取締役:佐藤茂、以下パートナーエージェント)は、「結婚適齢期で未婚の子供を持つ親御様の意識」に関するアンケート調査を実施いたしましたので、その結果を発表いたします。

<調査背景>
最近では「親の婚活」「代理婚活」といった言葉が登場し、当社も子どもの結婚で悩む親御様向けセミナーを開催するなど、子供の結婚に積極的に関わろうとする親御様に注目が集まっています。

子供を持つ親御様は、子供の幸せを願っているものです。子供が育って大人になれば「子供の幸せ=結婚」と考える親御様も多いと思いますが、結婚適齢期を迎えても未婚でいる子供に対して、親御様はどのような気持ちでいるのでしょうか。「母の日」「父の日」を迎えるこの時期に、未婚の子供を持つ60歳以上の既婚の男女を対象に調査してみました。

<調査結果サマリ>
・5人中3人が子供に「結婚してほしい」。「結婚してほしくない」はわずか0.4%
・「絶対に結婚して」と願うのは母親より父親。子供の年齢が上がると「子供に任せたい」と考えるように
・未婚の子供には、3年以内(50.9%)、5年以内(77.3%)に結婚してほしい
・親が「結婚して」と願うのは、子供の「幸せのため」(69.8%)や「生活の安定のため」(57.8%)
・都市部の親は同世代が結婚したから、地方の親は家系を守るために「結婚してほしい」

■5人中3人が子供に「結婚してほしい」。「結婚してほしくない」はわずか0.4%

Q. 未婚のお子さんの結婚に対して、あなたはどのように考えていますか。(n=1423)※ 必須回答

まずは、子供の結婚についてどのような希望を持っているのか、未婚の子供を持つ親御様に質問してみました。

「絶対に結婚してほしい」が16.9%、「結婚してほしい気持ちの方が強い」は42.3%と、子供の結婚を望む親御様は合わせて59.2%。一方、「結婚してほしくない気持ちの方が強い」、「絶対に結婚してほしくない」を選んだ親はそれぞれ0.1%、0.3%となり、大半の親が子供の結婚を望んでいることが分かりました。

また、「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」という親御様は24.7%。4人に1人は子供の結婚に関して自由にさせていることが分かりました。

■「絶対に結婚して」と願うのは母親より父親。子供の年齢が上がると「子供に任せたい」と考えるように

先ほどのデータを、父親・母親別、子供の年齢別に分けて集計してみました。その結果が次のグラフです。

父親・母親別


父親・母親別の回答を見比べてみると、「絶対に結婚してほしい」と強く望むのは、母親(11.9%)よりも父親(21.1%)だったことが分かりました。

反対に「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」という回答を選んだのは、母親が29.0%で父親が21.2%。母親の方が子供の意志を尊重する傾向にあるようです。

子供の年齢別


子供の年齢が「19歳以下」「20~24歳」では共に16.7%だったのが、「40歳以上」になると39.8%になりました。子供の年齢が上がるほど、親は結婚の判断を子供自身に任せたいと考えるようになるのでしょうか。

■未婚の子供には、3年以内(50.9%)、5年以内(77.3%)に結婚してほしい

Q. あなたの未婚のお子さんの現在の年齢と、「この年齢までに結婚してほしい」と希望している具体的な年齢を教えてください。(n=400)

それでは、親は未婚の子供に「何年以内に結婚してほしい」と考えているのでしょうか。25歳以上の結婚適齢期の子供を持ち、子供には「絶対に結婚してほしい」「結婚してほしい気持ちの方が強い」と期待している親に絞って尋ねてみました。

子供の現在の年齢と、結婚してほしいと希望している年齢について数値を記入してもらい、その差を算出して作成したグラフがこちらです。


「1年」後には結婚していてほしいと希望する親は9.7%、「2年」後を希望する親は19.8%、「3年」後を希望する親は21.4%でした。

3年以内に結婚していてほしい親御様は50.9%、5年以内に結婚していてほしい親御様は77.3%になりました。

■親御様が「結婚して」と願うのは、子供の「幸せのため」(69.8%)や「生活の安定のため」(57.8%)

Q. あなたが未婚のお子さんに対して、「絶対に結婚してほしい」あるいは「結婚してほしい気持ちの方が強い」と考える理由は何ですか。(n=400)※必須回答・複数回答可

さらに、親御様が子供に結婚してほしいと希望する理由について調査しました。


最も回答数が多かったのは「子供の幸せのため」で69.8%。次いで、「子供の生活の安定(経済面・健康面)のため」が57.8%でした。半数以上の親が、子供のためを思って結婚を望んでいることが分かります。

また、「孫の顔が見たいから」という回答も多く、32.5%。一方、「未婚だと恥ずかしいから」という回答は「近所づきあい」「親戚づきあい」のいずれの観点からも、1%程度という結果になりました。

■都市部の親御様は同世代との比較、地方の親御様は家系を守るために「結婚してほしい」

都市部(「首都圏」あるいは「政令指定都市の都市圏」)に住む親と地方(「地方中核都市圏」あるいは「中小都市や農村部」)に住む親とを比べたときに、子供に結婚してほしい理由に違いはあるのでしょうか。それぞれのグループで集計した回答を比較してみました。


「子供と同世代で既に結婚している人がいるから」という回答は、都市部に住む親御様で13.0%、地方では8.5%でした。都市部では周囲の結婚状況を気にする親御様が多いようです。

また、「家系を絶やしてほしくないから」と回答した親御様は、都市部では11.0%で、地方では19.5%。地方に住む親御様ほど、家系の存続を子供に期待していることが分かります。

親御様には親御様の考えがあって、子供に結婚してほしいと願っているようです。「親の心子知らず」とは言いますが、子供のためを思って「早く結婚してほしい」と願う親御様の心を察することも大切なことかもしれません。

調査方法:インターネット調査
調査対象:1度も結婚したことがない未婚の子供を持つ60歳以上の既婚男女 1,423名
集計期間:2016年4月28日~5月2日

調査対象:子供には「絶対に結婚してほしい」「結婚してほしい気持ちの方が強い」と回答した既婚男女 400名
(「首都圏」あるいは「政令指定都市の都市圏」に住む回答した既婚男女 200名
「地方中核都市圏」あるいは「中小都市や農村部」)に住むと回答した既婚男女 200名
集計期間:2016年5月6日~5月7日

 

親が子供の幸せを願って結婚してほしいと考えるのは当然でしょう。

なるべく早いうちに結婚し、温かい家庭を築いて、幸せに暮らしている姿を見れば安心するというもんです。

もちろん孫の顔を見ることができれば親御様も幸せですよね。

当会にも、「娘(息子)の結婚を考えると夜も眠れない」と悩まれてご相談に来られる親御様はとても多いのですが、

それも本人以上に子供の将来を心配しているから。

「子どもの結婚を考えてあげるのは親の使命」「子どもが縁遠くなるのは親の責任」と感じられているわけです。

しかし、親が適齢期に結婚してほしいと強く望んでいても、本人はいたって悠長に構えていて、その気もない様子。

それで、つい口うるさくなってしまうのだと思います。

アラサーくらいになってガミガミ言われるのは、あなたの幸せを願ってのことなんですね。

親御様も、「結婚を考えているのだろうか?」「結婚する気があるのだろうか?」という不安要因を取り除いてあげると

あまり口うるさく言わなくなります。

要は、「自分は結婚する気がある」「結婚したい」という前向きな気持ちが見えれば、それだけで安心するのです。

ですから、息子や娘から「結婚相談所に登録する」という話を聞き、結婚する意志があることを確認できただけで、

喜ばれる親御様も少なくありません。

これも1つの親孝行かもしれませんね(笑)

「親が元気なうちはまだいいけれど、いづれ親がいなくなったときのことを考えると、1人きりではあまりにも気の毒」

と思われているうちは親不孝なのかもしれません・・

子供の年齢が上がるにつれて「結婚は子供に任せたい」と考えるようになるのは、娘や息子に気を使ってのこと。

結婚したくてもできない状況を理解してくるのだと思われます。

あるいは、諦めの境地に入ってくるのかもしれません。

つまり、結婚について口うるさく言われているうちが華なんです。

それなりの年齢になったとたん、親が全く何も言わなくなってしまったら、どこか寂しい気持ちになりませんか?

むしろ、結婚を心配していろいろ言ってくれるほうがありがたいと思うわけです。

親御様の後押しがあって自分の意識も変わり、ファニーキープスで活動を始め、早い段階で結婚が決まっていく方も

たくさんいらっしゃいます。

もちろんそのときは親子共々に大喜びします!

親が元気なうちに、いろいろバックアップしてくれるうちに、何とか結婚を決めたいものですね。

(佐藤)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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