結婚相談所の入会審査を気にして

  • 2018年01月26日

先日の日曜日、「本日伺いたいのですが、大丈夫でしょうか?」と急な予約の電話が入りました。

夜の予約になりましたが、それでも42歳の男性が当日にやって来てくれました。

その男性は、イスに座るやいなや手提げカバンから履歴書を取り出し「よろしくお願いします」と手渡したんです。

まだほとんど会話もしていないのに、いきなりのことで驚きましたが、とりあえずは履歴書を預かりました。

それでも、まずは当会のことを知っていただく必要があるため、通常の流れに沿ってシステムの説明を初めました。

しばらくはこちらの話に耳を傾けていた彼が、唐突に「すみません、先に審査をお願いできませんでしょうか?」

と言うんですね。

「今日はあまり時間がないのですか?」と尋ねると、「いいえ、自分が入会できるかどうかを早く知りたいもので・・」

と彼が少し心配そうな表情で答えました。

確かに当会に入会するためには厳格な審査はあるのですが、それは一通りシステムやサービス内容を詳しく話をして

「しっかりと活動できるかどうか」を双方で確認し合ってからのことになるんです。

当会では、ご自身で1日良く考え、納得してもらってからでないと入会は一切お勧めしないスタンスを取っているため

いきなりそう言われて多少戸惑いました。

基本的には、彼が凄く気にしている入会審査がありますので、当日に手続きを取ることはしていません(笑)

そして、「もしかしたら何か勘違いしているのかな?」とも思いました。

なぜなら、今日は会社が休みと言っているのに、スーツにネクタイというスタイルで、しかも履歴書と写真を持参。

まるで就職試験の面接と同じなんですね。

よくよく話しを聞いてみると、本人は全く同じ感覚で来たようです。

結婚についての相談や見学ではなく、面接のつもりで緊張しながら結婚相談所を訪れたわけです(笑)

「面接試験」の画像検索結果

現在の生活状況や経歴、結婚の考え方などを聞くと特に問題もなさそうだし、真面目で誠実そうな男性だったので、

「入会は大丈夫ですよ」と告げると、「合格ですか!ありがとうございます!」と安心した表情で笑顔を浮かべ、

小さくガッツポーズまでして凄く喜んでいました。

会社の面接を受けて就職試験に合格したのとは違いますので、「何もそこまで・・」と思いましたが、

本人にしたら同じような気持ちだったようです。

でも、志望する会社に入社できるかどうかで自分の将来も決まるという点では、結婚も似たものがあると思います。

登録した結婚相談所によって自分の将来が決まることは大いにあり得るんですね。

彼も、その点をちゃんと理解していたからこそ当会にどうしても入会したかったのだそうです。

さすが大手商社に長年勤めているだけあります(笑)

電話の問合せでも「ぜひ面接を受けたいのですが」「審査をしてほしいのですが」「登録をお願いしたいのですが」

といった本題から入るようなケースが割とあります。

ときどき入会に必要な書類を全て揃えて、入会費用まで持参し、やる気満々で面談に来られる方もいますが、

そのときに入会審査があることを告げると、やはり一気に表情が険しくなるんですね(笑)

ただ、入会審査と言っても、それほど堅苦しく行っているわけでもないし、めちゃくちゃ厳しいわけでもないんです。

それでも、自分の結婚や人生がかかっているわけですから、それだけ真剣になってしまうのかもしれませんね。

「自分は大丈夫でしょうか?」という不安な声を聞くと、こちらも簡単に「ノー」とは言えなくなります(笑)

といいますか、一生懸命に結婚相談所を探し、意を決して当会を選んでくれたわけですから、

むしろ、「早く結婚を決めてあげよう」と気持ちが引き締まる思いです。

>>少人数の定員制にしている理由

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