衝撃!マッチングアプリで結婚できる人の特徴

  • 2025年02月17日

「出会いがないけど結婚したい」と考える人の多くは、まずはマッチングアプリを使って相手を探そう

と考えるのではないでしょうか。

手軽に利用でき、身の回りでもマッチングアプリを利用して出会って結婚したという声を聞くことも増えたため、

マッチングアプリで婚活すれば、簡単にすぐ結婚相手が見つかりそうな気がしますよね。

しかし、「マッチングアプリで出会いさえあれば誰でも結婚できるか」と言えば、必ずしもそうではないようです。

少し勘違いしてマッチングアプリ地獄に陥ってしまう人も少なくないと思います。

それを裏付ける専門家の記事が「東洋経済オンライン」で紹介されていましたので、抜粋してみました。

この中には、マッチングアプリで結婚できる人の特徴が分析され、明快に記されています。

みんな少し勘違いしているのではないかと思えるほど、かなり衝撃な内容です(笑)

 

アプリ婚の比率が増える背景事情

 メディアでは、「若者のアプリ婚が増えている」などと報道されることがあります。

明治安田生命が公表している2024年「いい夫婦の日に関するアンケート調査」によれば、直近1年間で結婚した夫婦の出会いのきっかけでは、マッチングアプリが1位でその構成比は29.8%にもなります。3組に1組がアプリ婚ということです。

確かに、この構成比だけを見れば「昨今の結婚はアプリ婚が主流」と言いたくもなるのかもしれません。

しかし、見落としてはいけないのは、このアプリ婚の比率がこれだけ増えているのは、全体の婚姻数が激減しているからにすぎないという点です。

 アプリ婚は確かに構成比も実数も増えています。

結婚25年以上の夫婦(1989~1998年までに結婚した夫婦)と直近1年に結婚した夫婦(2023年結婚)とを比べれば、年間あたり13.8万組増えている計算です。

しかし、一方で、「友人の紹介」きっかけの結婚は同期間で14.2万組も減っており、いわば、「友人紹介」結婚が減った分が「アプリ婚」に流れただけとも推測できます。

同様に、かつての婚姻を牽引してきた「見合い」は9.4万組減少、「職場」に至っては22.1万組の激減です。

同期間の全体の婚姻数の減少は、29.1万組ですから、その減少分のすべては「見合い」と「職場」の減少によるものとわかります。

「アプリで全体の婚姻数を底上げ」になっていない

ところで、グラフ上で暖色系にしているものは自力婚、寒色系はお膳立て婚と分類しています。

自力婚に分類されるのは、「アプリ」以外に「友人の紹介」「ナンパ」「合コン」「趣味のサークル」「婚活パーティー」などで、出会いのきっかけは違えど、その後恋愛から結婚まで進展するためには自力の恋愛力が必要とされるものです。

 一方、お膳立て婚とは、「職場」「見合い」のほか「学校」「結婚相談所」など特定の所属コミュニティや仲人などの第三者の介在や周囲の後押しのあるものを指します。

当然、職場結婚でも自力が不要なわけではないですが、簡易的にこのように分類しています。

この自力婚とお膳立て婚をまとめて結婚1年目と25年以上の夫婦を比較すると、これだけ全体の婚姻数が激減しているのに、自力婚の絶対数はほぼ減っていないことがわかります。

婚姻減少とは、「お膳立て婚」の減少に尽きるのであり、自力でなんとかなる自力婚の数は、そのきっかけは違っても皆婚時代と変わっていないということです。

 つまり、アプリ婚の構成比が増えていたとしても、それは元々アプリがあろうがなかろうが結婚できる人のきっかけの内訳が変わっただけであり、全体の婚姻数を底上げすることにはならないのです。

アプリ婚が増えているのは、「出会いがない」という課題に応えた結果ではなく、アプリがなくても出会いを自力で作れる上位3割の恋愛強者に対して、便利なツールを提供したにすぎません。

 

男性でアプリの恩恵があるのは恋愛強者や経済強者

 より酷な話をすれば、リアルな世界で出会いがない人がアプリならば出会えるかというとそうではなく、リアルで出会える人だけがアプリ利用でより多く出会えるようになるだけなのです。私が、「マッチングアプリは街のナンパのデジタル版でしかない」というのはそういうことです。

特に男性の場合、アプリの恩恵があるのは恋愛強者または経済強者のみです。

なぜならば、プロフィールの写真や年収で最初に選別されてしまうからです。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる2021年「マッチングアプリの動向整理」によれば、「マッチングアプリで実際にデートした人数ゼロ」という割合が、20代24.3%、30代20.4%、40代にいたっては31.7%にも達しています。マッチングサービスなのに誰ともマッチングされない問題というものがあります。

加えて、同調査では「マッチングアプリの全体的な満足度」で「非常に満足」「満足」と回答した男性の割合は34.9%。

常々、私が言っている「恋愛強者3割の法則」通り、恋愛強者の3割しか満足していないツールであるとも言えます。

 利用しても誰とも出会えないならばそれは利用する意味を失い、離れていくことになります。

事実、サイバーエージェント子会社のタップルによる日本国内の婚活・恋活マッチングサービス(婚活アプリ)の市場規模推移は、右肩上がりだった2021年予測に対して2023年予測では停滞基調に変わっています。

アプリは、当初「出会いがない」と嘆く人たちの課題解決ツールとして幅広い選択肢を提示してくれる期待感があったものですが、一回りして皆が気付いたのは「選択肢が多いことは必ずしも全員をしあわせにしない」ということではないでしょうか。

アプリ婚の増加のあおりで減少した「友人紹介」

もうひとつ、アプリ婚が増えたあおりで減少した「友人紹介」もバタフライエフェクトのように出会いの機会減少につながります。

友人の紹介で将来結婚する人と出会った場合でも、それは結果論であり、お見合いのように最初から1対1で会うということは滅多になく、友人も含めた複数人数での飲み会やパーティーなどが始まりだったでしょう。

アプリがなかった時代は、この出会いが恋愛強者にとって重要で、だからこそ積極的に互いに紹介し合うという形が生まれました。

その際に、会のメンバーとして誘われる側に7割の恋愛弱者も含まれていて、何気にそうした場で偶然の出会いが生まれることもありました。

 恋愛強者は自分のために会を設定しているにもかかわらず、期せずして誰かのアシストを果たした場合もあるわけです。

しかし、アプリが登場し、自宅のソファからポチポチとアプリを操作すれば、次々と恋愛相手と出会えるようになると、わざわざリアルな会を催す必要もなくなります。

アプリがあることで、恋愛強者の行動力によるおこぼれ波及効果が失われることになります。

残念ながら、マッチングアプリは婚姻増の救世主にはなりえないばかりか、むしろさらなる婚姻減への副作用を起こすことにもなりそうです。

 手のひらで使える便利なデジタルツールであるがゆえに、冷徹なまでに能力が可視化され、個人力によって恋愛可否が決まる世界線が生まれました。

要するに、恋愛や結婚の個人戦化、自己責任化と言えます。

 

このようにマッチングアプリで結婚できる人の特徴は、今も昔も変わらず、自分の力で出会いを作っていける人や

恋愛力の高い人と言えます。

つまり、いくらマッチングアプリを使ったとはいえ、今まで恋愛には全く縁がなかった奥手な人やモテない人などは、

現状と何も変わらない可能性が高いと言えるかもしれませんね。

マッチングアプリで結婚できた友人や知人は、恐らくマッチングアプリを利用しなくても結婚できたはずずです。

いずれ自力で出会いを作り、自力で恋愛を成就させ、自力で交際を進め、自力で結婚を引き寄せたに違いありません。

簡単に言うと、婚活しなくても普通に恋愛結婚できる人がマッチングアプリで結婚できる人ということだろうと思います。

近年では、職場で同僚や後輩女性に気安く声を掛けたり、食事に誘おうものならセクハラだとかストーカーとか言われ、

それを非難しようものならパワハラだとか言われるため、男性は社内恋愛を避ける傾向があるのではないでしょうか。

女性も社内恋愛は、コンプライアンス上、何かと厄介といった認識があるため、やはり職場の男性は避けるわけですから、

職場結婚が急激に減少するのは仕方ありません。

そういった最も身近な出会いが難しくなったぶん、気軽なマッチングアプリに流れていったわけですね。

ですから、マッチングアプリで結婚できる人の特徴は、本来は婚活を必要としない人と言えるのではないでしょうか。

このシンプルな結論は、なかなか衝撃ですよね(笑)

その反面、「自力婚」が難しいと実感している人は、マッチングアプリで結婚するのも難しいと思われますので、

結婚相談所の仲人など第三者の力を借りて結婚を目指す「膳立て婚」にスイッチしたほうが賢明だということですね。

当会では、そんな「自力勝負のマッチングアプリでは結婚は無理」と悟った独身男女がたくさん流れてきます(笑)

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