長く運営を続けている結婚相談所の特徴

  • 2023年12月26日

年末が近づいてきたところで結婚相談所業界に驚きニュースが飛び込んできました。

割と古くから営業している有名な結婚相談所の経営破綻が続いているとのことです。

まずは、「NOZZE.(ノッツェ.)」です。

当会の会員様ともお見合いをたくさん組んでいただいていただけに、かなりショックではあります。

こちらのスタッフや幹部の方もよく知っています。

帝国データバンクのニュースを読むと

(株)結婚情報センター(TDB企業コード:400787431、名古屋市中村区名駅4-7-1)は、12月8日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人には、田汲幸弘弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、シティユーワ法律事務所、電話03-6212-5500)が選任されている。
当社は、1975年(昭和50年)創業、93年(平成5年)11月に法人改組された結婚相談所。
「NOZZE.(ノッツェ.)」の名称で、全国の主要都市をはじめ、各地域にも支店やサテライト支店を展開し、パートナーの紹介から結婚までをバックアップする結婚総合紹介サービスを手掛け、相応の知名度を有していた。
また、婚活パーティーなどのイベント企画・運営や自衛隊員との婚活支援、婚活サイト「NOZZE NEO」の運営、会員のデータベースを共有する形での結婚相談ビジネス開業支援なども行っていた。
しかし、同業者との競合に加え、マッチングアプリの普及や少子高齢化の進行による需要減などもあって会員数は伸び悩み傾向が続いていた。
コロナ禍
の影響で来店客の減少を余儀なくされていたほか、事務所の賃貸料や広告宣伝費などの経費負担も重荷となり苦しい経営が続き、先行きの見通し難から今回の措置となった。
負債は約7億1000万円。
なお、グループ会社の(株)結婚情報センター(TDB企業コード:986870707、東京都新宿区西新宿1-25-1)も同様の措置となった。
負債は約6億7000万円。
また、事業は他社に譲渡しており、NOZZE.の営業は継続しており、既存顧客へのサービスは譲渡先において継続するとしている。

とあります。

現段階におけるノッツェサイドからの説明では、結婚相談所の運営は既に別会社に譲渡されるそうですので、

ノッツェさんと継続中のお見合いについては今まで通り実施されますので会員様には影響ないものと思います。

 

そして、もう一つは、プライムマリッジ株式会社という結婚情報サービス会社です。

「フェリーチェ」「クラブオーツー」「アヴェニュー東京」というブランドで結婚相談所を運営していますが、

経営不振になり、11月30日付けで大手結婚相談所の「サンマリエ」に全事業を譲渡されたようです。

サンマリエのホームページにも、

この度、株式会社サンマリエ(代表取締役:横川 泰之、本社:東京都新宿区)は、
プライムマリッジ株式会社(代表取締役:宇野澤 和秀、本社:東京都中央区)と、
2023年11月30日付けで事業譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。
平成15年よりプライムマリッジ株式会社は、『フェリーチェ』・『クラブオーツー』・『アヴェニュー東京』
という、それぞれの特徴を持ったサービスを提供しておりました。

との告知がありました。

いずれもそれなりに名の通った中堅の結婚相談所です。

以前アヴェニューさんとはかなりお見合いを組んでいたのですが、最近は、ほとんど見かけなくなったので、

どうしたのかな?と思っていたところです。

こちらもIBJのグループ会社のサンマリエが引き継ぎ会員様へのサービスを提供していくことになったようなので、

今の活動中の会員様は安心だと思います。

いろいろな環境の変化で新規入会者がかなり少なくなり、営業収益が出ず、経営が急速に悪化したんでしょうね。

それに加えて、事業規模や組織も割と大きかったので、毎月の家賃や人件費や広告費などが足かせとなったのだろう

と容易に想像がつきます。

 

このような厳しい現実は大手や中堅の結婚相談所に限ったことではありません。

実は、個人経営の小規模な結婚相談所にも言えるんですね。

その背景には、少子高齢化や婚活ブームの影響による結婚相談所の増加があると言えます。

つまり、結婚相談所業界は過当競争になっているわけです。

大手の結婚相談所の連盟が競って闇雲に新しい結婚相談所の開業を募った結果、全くの未経験者までもが参入し、

結婚相談所が飽和状態になっている現実があります。

そして、結婚相談所の開業が急増している反面、利益が出ずに短期間で廃業していく結婚相談所も数多くあり、

誰もが聞いたことがある有名な結婚相談所でも新規会員獲得に苦戦しているようです。

そんな厳しい状況の中で、長く生き残っている結婚相談所には一定の特徴があるんです。

それは、仲人やカウンセラーの「マンパワー」です。

力のある優秀な仲人やカウンセラーが在籍し、会員様に対する具体的で的確なアドバイス、活動中の密なサポート、

メンタル面のフォロー、心に寄り添ったアシストといったところがどれだけ行えるかどうかだと思います。

要するに、いかに毎月コンスタントに成婚カップルを誕生させることができるかがポイントになるわけです。

基本的に結婚相談所というのは、会員様が成婚してお支払いいただく成婚料によって収益が出る仕組みなんですね。

ですから、経験と実績のある優秀な仲人やカウンセラーがいれば、いきなり経営が悪化するとは考えられません。

ただ、これは仲人型の結婚相談所の場合であって、経費も膨大にかかる大手結婚相談所とは事情が異なると思いますが。

生き残れるか淘汰されるか、結婚相談所の運営で差がつくのは仲人のマンパワーと言って間違いなさそうです。

やはり実力のある仲人やカウンセラーがいる結婚相談所には、自然と新しい入会希望者様が集まってきますので、

集客という面でも好循環となり、簡単に閉鎖されるような事態にはならないのではないでしょうか。

当会では、無駄、無理、無謀なコストは徹底的に削減し、マンパワーでご縁をどんどんつくっていくスタイルですから、

何十年もの長い間、仲人型の結婚相談所として存続できているのだと思っています。

もちろんこれからも無茶することなく安全な運営に取り組んでいきますので、ぜひ安心して頼ってくださいね(笑)

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