婚活にも役立つ恋愛・結婚・縁・運命の諺(ことわざ)

  • 2023年07月10日

恋愛・結婚・縁・運命の諺

諺(ことわざ)は昔から世間に広く言い伝えられてきた教訓・風刺・真理を短く表現していて味わい深いものがあります。
諺は、「ことばのわざ」として数百年にわたる人々の知恵が結集しているだけに説得力があり、思わず「なるほど」とうなずいてしまいますよね。
これから結婚を考える人の教訓になるようなことわざを集めてみました。
「ことわざ」によって、あなたの恋愛感や結婚感が変わり、縁や運命の不思議な力が感じられるはずです。
諺なんて古臭いなどと言わず、ちゃんと覚えておくことで婚活に役立つのは間違いありません。

 

恋愛と結婚に関する諺(ことわざ)

・痘痕もえくぼ(あばたもえくぼ)
一度好きになってしまうと、相手のどんな欠点も長所に見えるということ。

・恋と哀れは種一つ
人を恋しいと思う気持ちとかわいそうと思う気持ちは、根本は同じだということ。

・恋に師匠無し
恋の道は誰に教わらなくても、年頃になれば自然にわかるということ。

・恋は思案の外
人を熱烈に恋すると、理性を失って常識では考えられないようなことをしてしまうこと。

・恋は仕勝ち
愛しているのなら、相手の事情など考えず積極的に攻めたほうが成功するということ。

・恋に上下の隔て無し
恋する気持ちは、身分の高い低いの違いにさまたげられないということ。

・思えば思わるる
自分がその人を心から愛しているなら、その人も自分を愛してくれるものだということ。

・両手に花
素晴しいものを二つ同時に手に入れること。特に一人の男性が二人の女性をひとり占めすることのたとえ。

・花も折らず実もとらず
両方をモノにしようとして、どちらも失うこと。

・一押し、二金、三男
好きな女性を自分のものにするには、第一に押しの強さ、第二に金があることで、ハンサムかどうかは、たいした問題ではないということ。

・世界に余った女は無い
どんな女性でもお似合いの相手がいるものだということ。

・木を見て森を見ない
部分にこだわって、全体を見失うこと。

・恋は闇
人を恋したため冷静な判断力を失うこと。

・秋の鹿は笛に寄る
男が危険な恋愛に身を投じること。

・下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
数多くあれこれやってみれば、まぐれ当たりでうまくいくこともあるというたとえ。

・当たって砕けよ
うまくいくかどうかはわからないが、思い切って実行してみろということ。

・将を射んと欲すればまず馬を射よ
目指すものを手に入れるためには、その人に直接アタックするより、その人の信頼する周囲の人を納得させるほうが功を奏すということ。

・男心と秋の空
男の女への愛情は秋の空のように変わりやすいということ。

・女心と秋の空
女の気持ちと秋の天候はくるくる変わるということ。

・馬には乗ってみよ、人には添うてみよ
馬の善し悪しは乗ってみないとわからないし、人柄の善し悪しもいっしょに暮らしてみなければわからないということ。

・一人口は食えぬが二人口は食える
一人暮らしは無駄が多く、生活費がかかるが、結婚して二人で暮らすと経済的で、かえって楽に暮らせるものだということ。

・器量は当座の花
見た目の美しさは長く続くものではない。だから女性を選ぶときは外見にとらわれるより、性格で選ぶべきだということ。

・色男より稼ぎ男
夫にするなら、容姿の美しい男より稼ぎのいい男のほうがよいということ。

・及ばぬ鯉の滝登り
恋し合っているが、身分などが釣り合わなくて、結婚できない関係をいう。

・遠くて近きは男女の仲
男女の仲は遠く離れているように見えて、意外に近いもので、たやすく結ばれやすいということ。

・思う別れ思わぬに添う
好きな人とは一緒になれず、思ってもみなかった相手と結婚する。男女の仲は思うようにいかず縁とは不思議なものだということ。

・焼け木杭には火がつきやすい
前に関係があった二人は、縁が切れていったん別れても、わずかなきっかけで、またもとの関係に戻りやすいということ。

・愛多ければ憎しみに至る
ある人に深く愛されすぎると、まわりの人にねたまれ、身を滅ぼすことになるということ。

・愛想づかしも金から起きる
女が男に愛想をつかし、つれなくなるのは 金銭上の問題からだということ。

・愛は小出しにせよ
人を愛するのは、少しずつ愛し、長く続けるのがよいということ。

・愛は憎悪の始め
愛と憎しみは紙一重で、一歩誤ると愛は憎しみに変わる。だから、愛するということは憎悪の始まりとも言えるということ。

・相惚れ自惚れ方惚れ岡惚れ
人が人を好きになるには、いろいろな形があるということ。

・逢い戻りは鴨の味
一度別れた男女の仲が元に戻ると、その仲は前よりいっそうよくなるということ。

・悪縁契り深し
よくない縁とわかっていても、そういう縁こそなかなか断ち切れないということ。

・悪女の深情け
器量の悪い女ほど、嫉妬の念が激しいということ。

・薊の花も一盛り
不器量な女性でも、年頃になると、それなりの魅力が出てくるということ。

・頭禿げても浮気はやまぬ
人間いくつになっても色気はなくならず、浮気心は収まらないということ。

・姉女房は身代の薬
年上の妻は家計の切り盛りがうまく、夫によく尽くすので、生活も豊かになり、家庭も円満にいくということ。

・合わぬ蓋あれば合う蓋あり
人にも物事にも、それぞれにふさわしい場所や相手があるということ。

・毬栗も内から割れる
女性は年頃になると自然と色気づいてきて、なまめかしくなるというたとえ。

・一生添うとは男の習い
一生君を愛して離さない、というのは、男が女を口説くときの決まり文句だということ。

・厭じゃ厭じゃは女の癖
女は男に口説かれると、内心嬉しいくせに口先だけ厭(いや)厭と言ってみるものだということ。

・厭と頭はを縦に振る
うわべの態度と、本当の気持ちがまるで違うというたとえ。

・男は松、女は藤
男はしっかりと大地に根を張る松の木のようなもので、女はその松にからみついて生きる藤のようなものだというたとえ。

・女の一念、岩をも徹す
女の執念深さは岩を貫き徹すほどすさまじいというたとえ。

・女は己を説ぶ者の為に容(かたち)づくる
女は自分を愛してくれる男のために、よりいっそう念入りに化粧をし、美しく着飾るということ。

・恋いたほど飽いた
激しく恋すれば恋するほど飽きるのも早い。恋とは熱しやすくさめやすいということ。

・恋の道には女がさかしい
恋をすると、女は男が足元にもおよばないほど知恵がまわるということ。

・恋の山には孔子の倒れ
どんな人でも色恋のこととなると分別を失って、間違いを犯してしまうというたとえ。

・据え膳食わぬは男の恥
女が積極的に誘っているのに、それに応じないのは男の恥だということ。

・千里も一里
恋しい人のもとに行くときは、どんなに遠くても苦にならないというたとえ。

・誰に見しょとて紅かねつける
女は自分を愛してくれる男のために化粧し、美しく着飾るということ。

・手鍋提げても
好きな男性と夫婦になれるなら、どんな貧しい生活もいとわないということ。

・とめてとまらぬ恋の道
人の忠告とか理性とかはまったく役に立たず、どうやっても止めようのないのが恋というものだということ。

・憎い憎いはかわいいの裏
男と女の間の愛情表現は複雑微妙なもので、憎いと言う表現も、裏返せば実はかわいいと言っている場合があるということ。

・似た者夫婦
性格や好みの似た者同士が夫婦になることが多い。また、夫婦の性格や好みは似てくるものだということ。

・濡れぬ先こそ露をも厭え
男と女の仲はひとたび肉体関係を持つと、あとはずるずると深みにはまってしまうというたとえ。

・鼻毛を読まれる
男が女から甘く見らて、思うように操られるというたとえ。

・一人娘と春の日はくれそうでくれぬ
一人娘は親が惜しがって、なかなか嫁にいかせないということ。

・比翼連理(ひよくれんり)
男女の仲や夫婦仲がきわめてむつまじいことのたとえ。

・惚れた腫れたは当座のうち
惚れたのなんのと甘いことを言っているのは夫婦になった始めのうちだけで、じきに熱が冷めて所帯じみてしまうということ。

・惚れた病に薬なし
恋わずらいには治す方法がなく、どうする手立てもないということ。

・惚れた欲目
惚れると、相手を実際以上によく見てしまい、欠点でさえよく見えてしまうということ。

・弱き者、汝の名は女なり
女は心変わりしやすく、精神的にもろいものだということ。

・落花情あれども流水意なし
恋しく思っているのに、相手にその気持ちが通じないたとえ。

・悋気(りんき)は恋の命
やきもちをやくのは恋している証拠であるということ。

・月下氷人
結婚の仲人、媒酌人。

・屋烏の愛
深く人を愛すると、その人に関係するすべてのものに愛情が及ぶことのたとえ。

・かわいさ余って憎さが百倍
かわいいと思う気持ちが強ければ強いほど、いったん憎いと思うようになると、その憎しみは、かわいさの百倍ほども激しくなるということ。

・縁は異なもの、味なもの
男と女の巡り会い、結びつきというものは、予想のつかない本当に不思議なもの、おもしろいものだということ。

 

縁と運命に関する諺(ことわざ)

・合縁奇縁
人と人の気心が合う合わないは、世の中の不思議な因縁によるということ。

・悪縁契り深し
よくない縁とわかっていても、そういう縁こそなかなか断ち切れないということ。

・一樹の陰一河の流れも他生の縁
この世の中で起こるいっさいのできごとは、すべて前世からの因縁によるということ。

・縁の切れ目は子で繋ぐ
夫婦仲が冷たくなりなり、あわや離婚という事態になっても、子供の存在が縁をつなぎとめてくれるということ。

・縁は異なもの、味なもの
男と女の巡り会い、結びつきというものは、予測のつかない本当に不思議なもの、おもしろいものだということ。

・思うに別れて思わぬに添う
好きな人とは一緒になれず、思ってもいなかった相手と結婚する。男女の仲は思うようにはいかず、縁とは不思議なものだということ。

・腐れ縁は離れず
別れようにも別れられず、だらだら続く悪縁はなかなか断ち切りがたいということ。

・袖すり合うも他生の縁
道で見知らぬ人と袖が触れ合うようなささいなできごとでも、それは単なる偶然ではなく、前世からの因縁によるもの。だから、どんな出会いも大切にせよということ。

・躓く(つまづく)石も縁の端
世の中で出合うことはすべて、不思議ななんらかの縁で結ばれているということ。

・昨日は人の身、今日は我が身
人の運命は予測しがたく、災難はいつ自分に降りかかってくるかわからないということ。

・命は天に在り
人間の運命は天の定めることで、人間の力ではどうすることもできないということ。

・運は天にあり
運は人間がどうこうできることではなく、すべて天命によるものだということ。だから、やるだけのことをやったあとは天命を待つだけだし、ひょっとしたら道が開け、幸運が舞い込むという期待もかけられるということ。

・乾坤一擲(けんこんいってき)
運を賭して捨て身の大勝負に出ること。運を天に任せて、思いきってやってみること。

・死生、命あり
人の生死は、天命により定まっていて、人の力ではどうすることもできないということ。

・沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
人生、落ちぶれることもあれば栄えることもある。人の運命は変わりやすいもので、今不幸、不運であっても、次には良いことが待ち受けているかもしれない。だから、くよくよするなということ。

・人事を尽くして天命を待つ
やれることはすべてやり尽くしたのだから、あとは天命を待つのみだという心境をいう。

・俎上(そじょう)の魚
相手の思うままになるよりしょうがない立場に立たされていることのたとえ。

・俎板(まないた)の鯉
自分ではどうすることもできず、相手の思うままになるよりしかたのない運命のたとえ。

・明日は明日の風が吹く
人生、あまりくよくよせずに、なるがままに任せて生きよということ。

・有為転変は世の習い
この世のものごとすべて、とどまることなく移り変わっていく。それが世の常であり、世の中はそのようにはいかないものであるということ。

・禍福は糾える縄の如し
不幸が転じて幸福になったり、幸福が転じて不幸になったりする。幸福と不幸は巡りめぐってかわるがわるやってくるというたとえ。

・昨日の襤褸(つづれ)、今日の錦
人生はとかく浮き沈みが激しくて、人の運命は定まらず、変わりやすいことのたとえ。

・草を打って蛇を驚かす
なにげなくしたことが、思いがけない結果を招いてしまうたとえ。

・怪我の功名
誤ってしたこと、なにげなくしたことが、思いがけなくよい結果をもたらすことのたとえ。

・棚から牡丹餅
思いがけない幸運が転がり込んでくることのたとえ。

・瓢箪から駒が出る
思いもよらないことが起こったり、冗談で言ったことが本当になってしまったりすること。

・物怪の幸い
思いがけなく転がり込んできた幸運のこと。

・山の芋鰻になる
世の中、起こるはずのないことが時には起こるというたとえ。

・花一時、人一盛り
花が美しく咲き誇るのもほんの一時であるように、人の盛んな時もごく短い一時期のことに過ぎないということ。

・会うは別れの始め
人と人とが出会えば、いつか別れる時が来る。つまり、会うことは別れることの始まりでもあるということ。

・運を待つは死を待つに等し
なんの努力もしないで、いつか運に恵まれることを待っているのは、自らの死を待っているようなものだということ。

・無常の風は時を選ばず
花を散らす風が突如吹いてくるように、人の死は老若も時節も関係なくやってくること。

・年年歳々人同じからず
毎年、花は同じように咲くが、人は年ごとに異なる。人の世ははかないということ。

・覆水、盆に返らず
別れてしまった夫婦の仲を再び元に戻すことはできないというたとえ。また、いったんやってしまったことはもう取り返しがつかないというたとえ。

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